木漏れ日を猛毒として

学歴職歴彼女その他何にも持ってない僕がマウンティングされたがるブログ

デリヘルに説教されました。

ブログ初めて最初にデリヘル体験談書くのって人としてどうなんだよ

 

と思いましたが書きます。

 

 

僕がデリヘルを呼ぼうと思った理由ですが、単純に面白そうだからですね。あとあわよくば性的に満足出来れば、とそれだけです。もっと言うと後者の方が強いです。

 

何はともあれまずは場所の確保です。実家暮らしの僕に「家に呼ぶ」という選択肢はありません。母親に「これからデリヘル呼ぶから」と言えるような度胸もありません。言える人がいたならば僕は全力で軽蔑するでしょう。

仕方ないのでラブホです。調べるとどうやらクーポンが付くホテルがあるらしい。デリヘルの方でもめちゃくちゃ安くなるクーポンがありました。これしかない。

この辺で「クーポンフル活用したらサービスが悪くなるのでは?」という疑念が沸き起こりますが、僕はデリヘル嬢のプロ意識に任せることにしました。バイトにプロ意識を求めるクソ上司の気持ちが今なら分かります。

 

「ぼ、僕初めてで、その」と気持ち悪い応対で電話を済ませて待つ事十数分。ドキドキワクワクの対面タイムです。なんと大当たりを引いたらしく、可愛い。この辺で僕は「また頼もう」と思い始めます。意識がタイムスリップしています。ともかく一安心。

 

導かれるままに色々サービスを受け、フィニッシュにこそ至らなかった(僕の日頃の行いが悪かったせいもある)のですがともかく満足。射精せず性的に満足するという初めての経験をし、僕と女の子は並んで横たわっていました。おっぱいは公称より小さいよなぁ、と不遜なことを思いながら、しかし満ち足りた気分でいることが出来ました。

 

しかしここで僕は「何か喋らなくては」と余計なことを思い始めます。思い出すのはネットの情報。「女の子を喜ばせない客はクソ」、こんなことがぼんやりと書いてあった記憶があります。

 

「その、初めてで貴女にしてもらって本当に良かったです。ありがとうございます」

 

すると嬢、何やら不機嫌なご様子。

「初めての人は自分でやってるのが一番良いからさ、なかなかイかないんだよね」

ごめんなさい。そんなに不満でしたか。

密かに会話のキャッチボールが成り立っていないことがどうでも良くなるくらい、この時の僕は凹んでいました。童貞の僕は「そりゃあ女の子のサービスが不十分だったみたいな感じだし仕方ないよ」と、客としての僕は「なんで僕キレられてんの」、男としての僕は「きもちよかったなぁ〜」と議論を始めています。

その間にも嬢はヒートアップ。

気が付けば何故か滔々とイかない客について語り出し始め、あっという間にタイムアップでした。

時間的にはおよそ半分ほど、30分近く説教されていたことになります。

覚えていたことは、「まずは経験を積んで女性との接し方を身につけなさい」「そうすれば色んな女の子と話せるようになる」「彼女を作る素質はあるから頑張りなさい」

「レベリングして最終的に魔王を倒せ的なRPGにありがちなの序盤のメッセージかな?」とは密かに思いましたが言っていることはしっかりと正論だったので、僕はただ天井を眺めて相槌を打つだけです。

お別れの時はお互い「ありがとうございました」と何度も深く頭を下げまるで上司との飲み会が終わったかのような雰囲気でした。ラブホの前でこんな雰囲気を醸し出せる男は僕くらいのものだと思います。

 

個人的には女の子の質が高く、また普段出来ない経験が出来たことが非常に良かったと思います。

と、小学生の課外授業後のような感想を持ちながら嬢を見送り車に乗り込む僕は爽やかな笑みを浮かべている気がする息子をひと撫でし、ローション手コキの感覚を思い出していました。なかなか締まらないですね。

僕としてはおそらく100点満点の初デリヘルだったと思います。

 

ただ、

 

「なんで僕金払ってデリヘル嬢に説教されてたんだろう」

 

と、帰り道に呟きました。